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出雲大社は何と読む?独自の拝礼方法もご紹介!
『いずもたいしゃ』は正式な読みではなかった!
『出雲大社』は一般的に『いずもたいしゃ』と呼ばれていますが、本来『いずもおおやしろ(いずもおほやしろ)』と読むのが正解です。
名称に『大社』とつく神社はいくつかありますが、『おおやしろ』と読むのは『出雲大社』しかありません。
『出雲大社』の創建は、『古事記』の国譲りのお話にあります。
出雲の国は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)がおさめていました。
そのころ天上の神々の国=高天原をおさめていた天照大神(あまてらすおおみかみ)は、我が子に出雲の国をおさめさせようと考えます。
大国主大神は国を譲る代わりに「高天原の大御神様の御殿のような神殿」を希望します。
そして創建された『出雲大社』に祀られているのが、日本の国を築いた偉大な大国主大神です。
『おおやしろ』と名付け、その後も『出雲大社』のみが『おおやしろ』を名乗っているのは、大国主大神と出雲大社に敬意を払っているためと考えられます。
現在の本殿の高さは約24mです。平安時代にはこの2倍の高さ48mもあったことがわかっています。
そしてさらに古くは、96mの高層の神殿であったという説があるのです。
この巨大な神殿はさすがに大きすぎたのか、何度も倒壊と再建を繰り返したようです。
名付けからも創建からも、『出雲大社』ならではの歴史がうかがえます。
出雲大社の拝礼方法
一般的な拝礼の方法は『2礼2拍手1礼』です。
しかし、出雲大社は『2礼4拍手1礼』と少し違います。
この理由は、出雲大社は5月14日の例祭(大祭礼)では『2礼8拍手1礼』行います。
通常はこの半分の数を拝礼の方法としており、『2礼4拍手1礼』となっています。